平城京
日本の歴史をひもとくと、都が藤原京から平城京に遷都したのが710年とされている。今年はそれから1300年目に当たることから、奈良県では平城遷都1300年記念の行事が大々的に行われている。
メーン会場となる「平城宮跡会場」が24日にオープンした。130ヘクタールほどある敷地内には、天皇の即位などが行われた大極殿が復元され、ほかにも「平城京歴史館」や「平城京なりきり体験館」があって、11月7日まで様々な催しが行われる。
平城京は元明天皇が律令制に基づいた政治を行う中心地として唐の長安城などを模して作られた。聖武天皇の御世に都を転々と移したこともあったが、長岡京に都が移る784年までの74年間、奈良の地が都として栄えた。
平城京のメインストリートは、南の羅生門から北にまっすぐ伸びる幅約74mの朱雀大路です。平城京は大小の直線道路によって碁盤の目のように整然と区画されて作られていた。朱雀大路の北端には朱雀門がそびえていて、この門をくぐると天皇の住居の平城宮であり、政治や国家的儀式が行われていた。
この場所へ10年ほど前に訪れたときは、儀式の場である大極殿の礎石のみが残っているだけだった。1300年祭のイベント中に、機会を作って今回復元された大極殿などを拝見に行きたいと考えている。
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