メーカー責任
パロマ工業が1980年から1989年までに販売したガス湯沸かし器の点火不良が原因で、一酸化炭素中毒事故が相次いで15人が死亡して裁判になっていた。
メーカー側は、「これは、製品自体の欠陥ではなく、修理業者が不正改造をしたためで、メーカー側の責任はない」と主張していたが、判決では「中毒事故を認識していながら事故防止策を怠った」として、元社長等に有罪が言い渡された。
ガス機器の危険性を考えれば、事故原因が不正改造でも、死傷事故発生の危険性が推測できるのであればメーカーはすべての製品の点検・回収する安全対策を講ずるべき義務を怠ったとしている。
以前、当店でもガス機器を取り扱っていたが、電気製品と同じような販売をしていた。湯沸かし器はガスホースで接続していたが、今考えて見ると随分危険なことをしていたように思う。現在では、家電メーカー各社はガス機器の製造販売はしていない。
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