かくれ里

火曜日, 4月 27, 2010

みちびき


 カーナビゲーションシステムのお陰で何処へ行くのも便利になった。性能も初期のものに比べると格段に進歩していて、しかも、値段は安くなった。

 カーナビが性能を発揮出来るのは、米国がGPS衛星を無償で提供してくれているからだ。しかし、今の衛星の寿命が終わるまでに次世代衛星の製造と配備をしなければならないが、米国政府は、予算面と技術的問題に直面して苦慮しているようである。

 わが国では、GPS衛星の機能を補完する目的の衛星を、今年の夏ごろに種子島宇宙センターから打ち上げるそうだ。「みちびき」と命名されたこの衛星は、縦横3メートル、高さ6メートル、重さ4トンの大きさの機体だ。

 計画では、日本の上空に3機配置すると、常に1機は日本から見えるようになって、全国のほぼすべての地域でGPSが利用できるようになる。開発費は1機が245億円だが、打ち上げ費用などを含めるとかなりの金額になるようだ。事業仕分けなどもあって、果たして計画通りに行くのだろうか。