かくれ里

日曜日, 6月 19, 2011

茶懐石と家庭料理

 
 茶懐石料理と聞くと、敷居が高く我々庶民には馴染みの薄いものと考えていたが、料理研究家の後藤加寿子さんの書かれた「茶懐石に学ぶ日々の料理」と言う本を知って買った。

 後藤加寿子さんは、茶道の武者小路千家家元の長女で、生まれながらにして茶懐石を覚えてきた。結婚後、舌で覚えた味の再現を独学で学び、料理研究家としてテレビや雑誌で活躍されておられる。

 茶懐石と家庭料理は、対極にあると思われがちだが、基本は同じで、旬を大切にし、茶懐石の無駄のない合理性を現代の家庭料理に活かしたいと、この本のまえがきに書いてあった。

 例によってAmazonに注文したら今日届いた。料理に関する本は、今までにもたくさん買ってあるが、この本は大変素晴らしい。写真も奇麗だが内容も分かりやすい。まだ、まえがきしか読んでいないが、楽しみが又一つ増えた。