かくれ里

水曜日, 2月 29, 2012

パナソニックが社長交代


パナソニックの大坪社長は、将来への成長の布石を明確にできたとして、会長に退き、専務の津賀一宏氏が次期社長に就任することになったと発表した。

 津賀氏には、「将来の方向は明確になったと思うので、自分の思う通り新しい経営を進めてくれ」と話したという。さらに、「7800億円という巨額の赤字は大変申し訳なく思っているが、エネルギー・環境に軸足を置く会社へと進むべき方向を決め、企業存続の布石は打てた」として、引責辞任ではないと語った。

現会長の中村邦夫氏は相談役に、そして、相談役兼名誉会長の松下正治氏は名誉会長になる。余談だが、松下正治氏とは社長時代に並んで写真を写したことがある。僕にとってのパナソニックは、ナショナルブランドの松下電器産業としての思いが強い。

 2018年には、松下幸之助氏が創業して100周年を迎えるパナソニックだが、大きく変貌したものである。僕個人としては、およそ半世紀の間、松下電器(現パナソニック)とは密接な関係があった。いろいろな意味でお世話になった。今後の業績発展を期待する。