海の森づくり
今日は『海の日』「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」を趣旨として国民の祝日に制定された。近年、海が砂漠化する「磯焼け」が問題になっている。海の生き物の生育環境が悪くなって、漁業関係者に深刻な打撃を与えている。
本来、陸地の養分は川を通じて海に行き、そこで植物プランクトンが繁殖し、海の生態系を育む。ところが、河川の護岸工事や生活用水の流入などにより、陸地の養分が汚れて海の環境に影響を与えているのだ。
磯焼けの原因には、水質汚染説の他にも地球温暖化説、森林伐採説等、あるが、森に起源をもつ鉄分の不足が、磯焼けの一因であることもわかって来たそうだ。
新日鉄は、製鉄プロセスの副産物である鉄鋼フラグと腐葉土を活用した「鉄分供給ユニット」を開発し、海の森づくり関係者に提供して、磯焼けの回復に取り組んでいるが、効果は抜群のようだ
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