かくれ里

月曜日, 7月 30, 2012

安芸の宮島


大河ドラマ「平清盛」を毎週観ている。今回のサブタイトルは「平家納経」。平家一門の繁栄を願い、厳島神社に奉納した経典が作られた背景が描かれていた。絢爛豪華に施された経典は贅を尽くしたもので、当時の工芸を現在に伝えている一級史料である。

厳島神社の社殿は殆どが国宝や重要文化財に指定されている。国宝の平家納経をはじめ、収納されている美術工芸品も多数ある。

厳島神社のある宮島は古代より神の島として信仰の対象になっていた。今から1600年前の推古天皇の御世に、土地の豪族佐伯氏が社殿を創建したのが始まりと伝えられている。平安時代末期に平家の隆盛と共に栄えた。

子供の頃広島に住んでいた僕は、宮島へは何度か行っている。学校の遠足で行ったこともある。記憶が定かではないのだが、親の知り合いの漁師さんに、船外機付のポンポン船で連れて行ってもらったこともあった。あれから何十年になるだろうか、機会があればもう一度訪れてみたい宮島である。