かくれ里

日曜日, 8月 05, 2012

テレビドラマ「帽子」


2008年に、NHK広島放送局が制作したドラマで、広島県呉市が舞台。緒方拳が演ずる帽子職人高山春平が主人公だ。春平の幼馴染の世津役の田中裕子さんは、体内被曝者でガン末期の設定で、東京に住んでいる。

このドラマは、20088月に最初に放映されたのを観ている。90分番組だが、最初から最後まで感動の連続だった。この年の10月に緒方拳が他界したのでなおさらよく覚えている。

今日の午後、偶然再放送を観る機会があった。明日は8月6日、終戦の年の8月6日は、広島に原子爆弾が投下され多くの犠牲者を出した。再放送されたのは、このドラマの体内被曝と言うテーマにも関係があってのことだろう。

終戦当時は広島県呉に住んでいたので、多くの被爆者の方たちを見ている。原子爆弾は絶対反対だが、原子力発電のような平和利用は進めてもいいのではと思っていた。しかし、平和利用でも被爆は絶対に避けなければならない。このドラマの再放送を観ていて、そんな思いを強く感じるのだった。