かくれ里

水曜日, 2月 06, 2013

維新・改革の正体


標題の本を読んだ。著者は44歳で京都大学大学院教授の藤井聡氏。平成2410月描き下ろしの最新本である。内容は、とかく日本人は維新や改革が大好きだ。だが、維新や改革で日本は良くならなかった。平成初期のころからデフレになり経済成長が止まってしまった。
 
この本の副題は、「日本をダメにした真犯人を捜せ」で、筆者は各界の最長老3人から話を伺ってからの内容を書いている。三人とは、国土事務次官を務めた下河辺淳氏(89)と経済企画庁出身の宍戸俊太郎氏(88)と小里貞利氏(82)。小里氏は衆議院議員を9期務め上げた人だ。
 
この本は、自民党の安倍総理が言っていることと大体同じような結論になっている。しかし、本が書かれたのは、年末総選挙の直前である。ということは、国民の多くはこの本に賛同できるのでないだろうか。 
 
 僕はマクロ経済のことは殆どわかっていないが、この本はいくらか勉強になった。それでも一度読んだぐらいではまともに理解できなかった。僕にとってはハードルの高い本である。