松本サリン事件
阪神淡路大震災の前年、平成6年6月27日の夕方から28日の早朝にかけて、長野県松本市の住宅街に、化学兵器に使用される神経ガスのサリンが散布され、7人が死亡、660人が負傷する事件が発生した。
事件発生直後は原因がわからず、新聞紙上には「松本で謎の毒ガスで7人死亡」と書かれていた。その後、散布された物質が猛毒のサリンであると判明した。
翌年の3月に地下鉄サリン事件が発生し、オウム真理教の強制捜査が行われた過程で、オウム真理教の幹部が、松本サリン事件もオウム真理教の犯行であることを自供した。
事件の背景には、オウム真理教松本支部の立ち退きを巡っての裁判が、オウム真理教の敗訴になったため、教祖の麻原彰晃が教団信者たちに、裁判所の官舎がある住宅街にサリンを散布させたのだった。
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