かくれ里

金曜日, 6月 28, 2013

松本サリン事件




阪神淡路大震災の前年、平成6627日の夕方から28日の早朝にかけて、長野県松本市の住宅街に、化学兵器に使用される神経ガスのサリンが散布され、7人が死亡、660人が負傷する事件が発生した。
 
事件発生直後は原因がわからず、新聞紙上には「松本で謎の毒ガスで7人死亡」と書かれていた。その後、散布された物質が猛毒のサリンであると判明した。

 翌年の3月に地下鉄サリン事件が発生し、オウム真理教の強制捜査が行われた過程で、オウム真理教の幹部が、松本サリン事件もオウム真理教の犯行であることを自供した。

事件の背景には、オウム真理教松本支部の立ち退きを巡っての裁判が、オウム真理教の敗訴になったため、教祖の麻原彰晃が教団信者たちに、裁判所の官舎がある住宅街にサリンを散布させたのだった。