かくれ里

水曜日, 6月 19, 2013

カジカガエル







カジカガエルは、山地にある渓流やその周辺の森林に生息し、体色は灰褐色で不規則な斑紋があって、岩の上では保護色になる。食性は動物食で、昆虫やクモなどを食べる。オタマジャクシの時は藻などを食べる。
 
鳴き声は中々の美声である。繁殖期の鳴き声が雄鹿に似ているところから、河鹿(カジカ)ガエルと呼ばれているそうだ。江戸時代には専用の籠(河鹿籠)で飼育されたらしい。
 
繁殖形態は卵生で、4月から8月ごろに水中の石の下などに500個ぐらいの卵を数回に分けて生む。孵化するのには凡そ2週間ぐらいかかる。
 
 以前、芦生の河原でお目にかかったことがある。先日は鳴き声しか聞けなかった。日本各地に生息地があるようだが、国の天然記念物に指定されているところが多い。