かくれ里

日曜日, 6月 16, 2013

レンタカウ





荒れた畑の草刈りを牛にやってもらう。その牛をレンタルするサービスが盛んに行われているそうだ。レンタカーと牛(カウ)をかけた造語が「レンタカウ」だ。一体どんな仕組みになっているのだろうか。
 
この制度が行われているのは、大分県や山口県などで、県の畜産試験場が始めたサービスだ。農地の整地や山の景観を良くしたい人たち向けに牛を貸与し、放牧して草を食べてもらう。草刈りの手間が省けるのと牛のエサ代もかからないのと一石二鳥のビジネスモデルだ。
 
放牧は、整地したいエリアを弱い電流を流した柵で囲い、その場所の草がなくなったら別の場所に移動する。牛は一日におよそ50㎏の草を食べるので除草効果は抜群だ。
 
貸し出すのは年老いた牛だそうだ。それぞれ名前と管理番号が付けられている。レンタル料は無料で1年単位での貸し出しが目安になっている。農家などでは、年間かなりの除草費用が削減できるとあってなかなかの人気のようだ。