かくれ里

火曜日, 7月 02, 2013

半夏生



今日は雑節の半夏生。夏至から数えて11日目ごろとされている。この日は農家にとっては大切な節目の日で、この日までに農作業を終え、この日から5日間を休みとする地方もあるようだ。
 
関西地方の一部の地域では、半夏生の日にタコを食べる風習がある。農作物がタコの吸盤のように大地にはいつき、しっかりと根付くようにとの願いのようである。
 
この時期、旬であるタコを食べて、これから夏に向けて体力・精力を付けると言う意味もあるらしい。日本記念日協会では、この日を「タコの日」と認定しているそうだ。
 
半夏生という植物があって、この植物の葉が名前通り半分白くなって化粧をしている様子からこの名前が付けられた。別名カタシログサと呼ばれることもある。高さ50~100cmほどに成長し、夏季を過ぎたころに長さ10~15cmの穂状の花を付ける。開花期にはドクダミに似た匂いを出す。