かくれ里

金曜日, 10月 25, 2013

自動運転自動車


究極の自動車ともいえる自動運転車の開発に自動車開発には無縁と思われる米グーグルが先頭を走っている。自動車メーカー各社は、グーグルを意識しながら、開発のアクセルを踏み始めた。
 
グーグルが3年前から開発中の自動運転車は、トヨタの「Prius」がベースの車両で、屋根に360度方向のレーザーレーダーを搭載している。現在までに10台の実験車を開発した。既に公道での実験中で、これまで全車両の合計走行距離は約48万㎞になっているが、自動運転時の事故は皆無だ。
 
トヨタの幹部が「極めて優れた技術」だと認める水準に達しているようだ。日本の自動車メーカーで開発にしのぎを削っているのは、トヨタ、日産、ホンダの3社だが、各社も自動運転車を披露公開している。
 
自動運転が注目されるようになったのは、GPSなどの無線技術やセンサー技術、情報を共有できるクラウド技術などが登場したからだ。そうした技術を組み合わせれば無人運転は可能だ。もっとも自動車メーカーは、無人運転を目指しているわけではなく、安全運転や渋滞解消等の運転支援が究極の目的だ。