里海
昨夜のテレビ番組で「里海」のことを放送していた。「里山」はよく聞く言葉だが、「里海」は初めて聞く。ウィキペディアによると、里海とは、沿岸海域であって、人間の影響下により多様な生態系が維持されている地域とされる。
放送では、瀬戸内海の環境がここ数年、劇的に良くなってきた。高度成長期には赤潮が頻発していた。その「瀕死の海」がなぜよみがえったのかを映像で見せてくれた。
瀬戸内海ではカキ養殖が盛んだ。カキを養殖する際、沖合のカキ筏から帆立貝の殻を垂直に連ねて沈める。この殻にカキの実と一緒に魚のエサになる微生物が付着する。「海のゆりかご」アマモ場も増えて、沢山な種類の魚たちが集ってきて、命のサイクルを活性化させている。
この日本独特のやり方は、今「SATOUMI」として、汚染や海洋資源の枯渇に悩む世界中の海の解決策として各地で導入が始まっている。
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