国土強靭化基本法
昨年暮れの国会で「国土強靭基本法」が成立した。大規模な災害に備えるために自民党は、10年間で200兆円という公共投資額を発表した。
国債の残高は1千兆円を超えている。それなのに10年間とはいえ200兆円をどうやって調達するのか。かりに調達が可能としても、他の行政運営への影響はどうなるのか。問題はある。
東北地方では、いま公共事業が飽和状態になっている。役人からは「お願いだから落札してくれ」という要請が多数来ていて、どう見ても採算の取れない工事でも付き合いで落札している。
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