かくれ里

日曜日, 8月 24, 2014

除染廃棄物の処分



福島第一原発の事故から3年が過ぎた。国は福島県内の除染廃棄物を都道府県単位に中間貯蔵施設を作るように説得しているが、何処も大反対だ。
 
そこで、福島第一原発のある大熊町と双葉町周辺に建設する案が検討されている。この地区は、原発のメルトダウンによって極度に汚染されており現在も立ち入り禁止区域だが、こうした場所しか除染廃棄物を貯蔵出来ないのは予想できる。
 
結局、この大参事の後始末は、福島第一原発周辺を人の出入りを禁止する地区とし、ここに放射能廃棄物すべてを閉じ込めるしかないのだ。福島第一原発のメルトダウンは、人類が永久的に住めない場所を作ったと言う意味でチェルノブイリと同様世紀の大失態だ。
 
国は、福島県と当該市町村に地方交付税3010億円と抱き合わせで説得に乗り出し、住民は不承ながらも事故以前の不動産価格で売買することに応じるだろう。福島県も当該市町村も受け入れにGOサインを出すようだ。8月末には検討結果が公表されるだろう。