かくれ里

月曜日, 12月 08, 2014

バターが無くても



クリスマスシーズンを控えて製菓業界がバター不足で困っているそうだ。日本ではもはやバターを生産することが出来なりつつあるとの事だ。
 
従来、農水省は国産バターの保護の為に350%の保護関税をかけ生産者を保護している。この為、輸入バターは非常に高価になり、国内の酪農家を守ってきた。だが、守るべき酪農業者は現在日本から急速に減っている。
 
原因は酪農家が高齢化し、跡継ぎがいない為継続できなくなっている。北海道では牧場のあちこちに廃屋が点在している。また、乳牛の数を増やしても飼料の値上がりでかえって収入が減るから引き取り手がない。
 
こんなわけで、日本から酪農家も乳牛も急速にいなくなっており、生乳を生産するのがやっとでバターまで回す余裕がなくなった。特に家庭用のバターが品不足している。僕などはマーガリンを使っているので困らないが、深刻な問題のようだ。