かくれ里

木曜日, 4月 16, 2015

総合スーパー(GMS)はどうなる



日本の小売業態はここ20年程の間に大変貌を遂げた。それは、大から小へ、さらに無店舗(ネット)へという流れだ。デパートの売り上げは依然として低迷している。日本最大の総合スーパー(GMS)を傘下に持つイオン株も急落している。
 
イオンの不調はGMSの業態が曲がり角に来ていることの表れで、最近は消費者が大型GMSを訪れる頻度が少なりつつあり、日常の買い物はコンビニやインターネット購入にシフトして来たという。
 
最近は検索型のショッピングが効率的となり、専門店チェーンに行くこともあり、野菜や総菜などの日々の購買なら中小規模のスーパーで済ませることも多い。贈答品などの一部高級品はブランド力のある百貨店で購入する。
 
このようにGMSはあらゆる業態から客を奪われている。イオンは15年度内に国内スーパーの立て直しの為に1600億円の投資をして店内改装をすると発表した。しかし、店内改装をするだけで果たして競争力は回復するのだろうか。黙っていれば減収減益になりそうなのでこうした抜本的な改革が必要なのだろう。