かくれ里

月曜日, 4月 06, 2015

初会談



沖縄県の翁長知事と菅官房長官の初めての会談が行われた。政府としては、辺野古移設は日米間の国際公約で変更できない。一方、翁長氏は、移設反対で当選したために簡単に譲歩はできない。
 
普天間飛行場の移設は、日米で1964年4月に合意している。それが20年近く経った今も実現していない。尖閣諸島周辺には中国艦船や中国航空機が連日侵入しているのに、沖縄住民はどう思っているのだろうか。
 
14年11月の沖縄知事選で翁長氏は、辺野古移設反対は政治的に実行できる可能性はないのに、それを公約にして当選したが、現実問題として最初から無理だった。
 
沖縄の知事選は、日米両政府が普天間返還に合意して以降5回あったが、辺野古反対を掲げて勝利したのは翁長氏が初めてだった。しかし、ここ20年近くの事実の積み重ねを考えると、辺野古以外の解決策は無理だ。翁長知事が一旦振り上げた拳をどうひっこめるかだろう。さて、政府はいかに対処するのだろうか。