かくれ里

木曜日, 9月 03, 2015

抗日戦争勝利記念式典


 

中国の天安門広場で行われる大規模な軍事パレードで、集近平政権が並々ならない力を入れているようだ。それでは抗日戦争とは一体どんな戦争だったのだろうか。
 
日本の近代史によると、1930年代、日本軍は中国に駐留していた。日中戦争のきっかけは盧溝橋事件だったと書かれてある。初めは些細な争いだったが、結果的には長期間続く戦争となり1945年まで続いた。この戦争を中国は「抗日戦争」と呼んでいる。
 
当時、日本軍が戦ったのは蒋介石総統率いる国民党政府で、現政権の中国共産党ではなかった。戦後、国民党と共産党との内戦で毛沢東の共産党が勝って、1949年に中華人民共和国が建国された。
 
  要するに、共産党は抗日戦争の主役ではなかったのだ。しかし、胡錦濤国家主席時代の2005年あたりから、共産党と国民党が作戦任務分担をしたのだと言い始めた。本日のパレードには日本を始め欧米各国の首脳は出席しなかったが、ロシアのプーチン大統領と韓国のパク・クネ大統領は出席した。