かくれ里

火曜日, 8月 25, 2015

山階鳥類研究所



元皇族の山階芳麿王が、私費を投じてつくった鳥類標本館が研究所の前身で、昭和17年に文部省から財団法人の許可を経て「山階鳥類研究所」が設立された。現在、所蔵標本69000点。蔵書39000冊を擁している。
 
山階芳麿王は明治36年生まれで、昭和天皇とは従弟になられる方で、幼いころから鳥に興味を持たれていた。学習院から陸軍士官学校を経て陸軍中尉に任官。その後退官。東京帝国大学で動物学の基礎を学ばれる。昭和17年に北海道大学から理学博士号を授与される。平成元年88歳で他界された。
 
山階鳥類研究所は、設立以来日本の鳥類学の研究を続けてきた。その業績は世界的にも高く評価されている。今後も鳥類の保全に挑み、鳥類にも人間にも棲みやすい地球環境の保全に貢献したいとしている。
 
インターネット上には、山階鳥類研究所が提供する資料がいっぱいある。専門的すぎて理解に苦しむものも多いが、見て楽しい物もある。僕は、これまで鳥類に関してまったく関心が無かったが、これからは少しずつ勉強して行こうと思っている。