かくれ里

日曜日, 10月 11, 2015

VWの排ガス不正


フォルクスワーゲンのディーゼル車の排ガス問題の解明が進んでいない。会社では実体解明にはまだ時間がかかるとしているが、不正があったことは事実だ
 
ディーゼル車はガソリンより燃費が良いが、窒素酸化物が多く出る。このため触媒を使った浄化装置で窒素酸化物を取り除いている。ところがVWは浄化装置に不正なソフトを導入して、検査の時にだけ装置が働くようにして普段の走行時は働かなくなるようなプログラムを組み込んでいたらしい。
 
コストを下げるために故意にやっていたようなので悪質だ。なぜ焦ってこんなことをしたのだろうか。今のところ根っこのところがわかっていない。
 
問題の車の販売台数は、ヨーロッパ、アメリカを中心に1100万台に上るそうだ。リコール費用や損害賠償訴訟の費用も莫大だが、信用失墜による販売の落ち込みなどもあるだろうから大変だ。他人ごとではない。