かくれ里

金曜日, 1月 29, 2016

魑魅魍魎



お気に入りのブログを読んでいると「魑魅魍魎」という文字がよく出てくる。何と読むのだろうと思って調べてみた。「ちみ もうりょう」と読むそうだ。
 
文学関係の本をあまり読まないので知らなかったが、有名な小説にはよく出てくる言葉らしい。用例として、壇一雄の小説「火宅の人」で、“異常児たちを目前にするとまるで魑魅魍魎に包囲されてしまった恐怖”云々とある。
 
意味は、人に害を与える化け物の総称で、私欲のために 悪だくみをする者のたとえで、「魑魅」は山の化け物。「魍魎」は水の化け物のことだ。
 
画数が多いので一見難しそうな字だが、書いてみると意外と覚えやすい。4文字とも鬼偏によく知っている旁なのだ。何度か書いてみてすっかり覚えた。