かくれ里

木曜日, 3月 17, 2016

日本農業賞



日本農業賞は、農業経営に意欲的に取り組み優れた功績を挙げた農家や団体を毎年表彰している。今年で45回目を迎え、個人経営の部で大賞をうけた愛知県の㈱鍋八農産がラジオで紹介されていた。
 
日本の農家も高齢化が進んで後継者が無く休耕地が増えている。この会社は、農家が歴史を刻んできた大切な農地を借り受けて作業受託と言う方法でこれからの農業を支えている。作業内容は農家から土地を全部借り受けて一年間管理し、収穫物の一部または現金を渡すプランと、一部の作業を請け負って農家から作業代を頂くプランがある。
 
この会社の特徴は、ITをフル活用していることだ。スマートフォンでリアルタイムに情報を受発信している。作業が順調な田んぼから作業の遅れている所へ効率よく人員の補充することが出来る。作業時間を効率化することで、より良い米を作るための作業改善が行える。
 
会社の設立は平成10年1月で、現在の水稲作業受託は60ha。水稲全面受託は120ha。そのほかにも大豆や麦なども栽培している。 米はオリジナルブランドでスーパーなどに納めている。加工食品もいろいろあって、ネット通販などで販売している。これからの日本の農業は、このような会社がモデルになるのだろうか。