かくれ里

日曜日, 3月 27, 2016

ナバナ



今の季節、ナバナをお浸しなどに調理してよく食べる。ナバナは菜の花が開く前に収穫するのだが、市場で売られているものは食用に改良された種で育てられているので安心して食べられる。
 
菜の花はアブラナ科の植物で、元々は食用油を収穫するために植えられていた。一面黄色の菜の花畑は美しい風景だ。食用に出荷するナバナを収穫した後も横から茎が伸びて花を咲かす。その後は畑にすき込んで肥料にするそうだ。
 
アブラナ科の植物は種類が非常に多く、キャベツ、白菜、小松菜、水菜などがそうだが、いずれも花が咲く前に収穫している。そのまま置いておくと菜の花が咲く。取り残したキャベツや白菜などの花が蕾のころの物をさっと塩茹でにして食べたらおいしいそうだ。
 
 しかし、これらのナバナは市場には出回っていない。採算が取れないからだろう。それでも、色々なアブラナ科の植物のナバナも一度は食べてみたいと思っているのだが。