かくれ里

金曜日, 5月 20, 2016

残念な結果


今年217日に打ち上げに成功したX線天文衛星は残念ながら運用断念に追い込まれた。宇宙航空機構は失敗の経緯を文部科学省に報告して、失敗原因の本格的な調査が始まった。

ブラックホールの謎などを解明するX線天文学は日本のお家芸だった。それだけに今回の失敗は天文学者の落胆が大きい。代替機を望む声も聞かれる。しかし310億円もかけて打ち上げながらほとんど観測しないまま宇宙のゴミになってしまったわけでまずは原因究明が必要だ。

トラブルの発端は、ひとみが回転していないのに自分は回転していると間違った判断をし、止めようと逆方向にゆっくりと回転を始めた。ひとみには緊急時に姿勢を安定させるシステムが搭載されているが、地上から送るデーターにミスがあり回転がさらに加速して太陽電池がちぎれてしまった。

この人為的なミスがなければ事故は防げたかは、今後の原因究明の焦点だが、責任追及だけではだめだ。人為的なミスは起こるものと仮定して、それをカバーするシステムを構築し、2度と同じ様なトラブルが起きない体制を築かなければならない。