かくれ里

木曜日, 9月 15, 2016

日本の国民医療費


厚生労働省の公表によると、2015年度の概算医療費は初めて40兆円を突破した。高齢化の進展や医療技術の高度化、高額薬剤の使用増加を受け、13年連続で過去最高を更新したそうだ。

国民一人当たりの医療費は32万7000円で,75歳以上の後期高齢者が94万8000円と75歳未満の21万円の4倍以上に達している。自分も後期高齢者の一人だが、医療制度のおかげでずいぶん助かっている。

人口の高齢化に伴って高齢者の医療費が増えるのは仕方のない面もあるが、その金額を聞くと驚く。高齢者への医療の在り方が問われて久しいが、予算をやりくりしてそれを賄ってくれている国、日本の国民であって本当に良かったと思う。

しかし、国民医療費の40兆円突破は日本経済にとっては大きな問題だ。その財源確保のために消費税のアップが議論されたが、安倍政権は再度延期した。何はともあれ、景気を回復させて税収を増やすことが絶対条件のようだ。