かくれ里

木曜日, 12月 08, 2016

IR法案


 


衆議院本会議でIR法案が可決され参議院に送られたというニュース。IRとは、カジノの併設が認められる区域を指定して、国際会議場、ホテル、ショッピングモール、レストラン、映画館、スポーツ施設などが一体となった複合観光施設のことだ。  

マカオやシンガポールなどの統合型リゾートを設置した都市が多数の観光客を集めている。日本においても、外国人観光客を集めるプロジェクトの一つとして統合型リゾートの設置が検討されている。 

だが、日本の現行法ではカジノが違法とされているため、民進党などの野党は、大反対している。統合型リゾートの推進には、カジノの法制度が大前提とされている。
 

自民党は、延長国会の会期末の14日までに成立を図りたい考えだが、ハードルは高そうだ。経済効果とは別に、ギャンブル依存症の増加や治安の悪化などが考えられ、いわゆるマネーロンダリングなどへの懸念もある。慎重に議論してもらいたい。