どうなる東芝
赤字決算の粉飾が発覚し大混乱に陥っている東芝が、アメリカの子会社が手がける原子力事業で、数千億円規模の損失を計上する可能性があると発表し、財政基盤の強化が問題になっている。
東芝は、フラッシュメモリー事業を分社化し、他社からの出資を求める方針だ。さらに、テレビ事業の縮小など複数の事業や保有資産の売却などで3000億円規模の資金の捻出を考えているようだ。
主力銀行などには自助努力で資金の捻出する計画を示した上で、資本の増強などを含めた支援を求めていく方針だ。
しかし、昨年9月末時点の融資残高が約8000億円あり、三井住友、みずほ、三井住友信託の主力3行がその半分を占めている。銀行団は今のところ要請に応じるようなので、一時的に危機は回避できるが、追加のリストラなどの対策が必要になるだろう。
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