かくれ里

土曜日, 2月 04, 2017

東芝の悲劇



.11の事故以来、原子力事業は採算に合わず、リスクの高いビジネスであることは世界の常識になっていたが、経産省の官僚たちは政策の失敗を認めない。官民癒着によって、東芝はこの流れから抜けられなかったのだろう。
 
東芝が買収した米国のウェスティグハウス(WH)の子会社が、東芝の屋台骨を揺るがす損失を出したことが露見した。WHのこの下請け会社は、原発工事の会社だが、高騰する建設費用をどちらが負担するかでもめていたようだ。
 
WHがこの会社を買収した経緯も不透明だが、この会社に7000億円の赤字が隠れていたのを見抜けなかった東芝はよほど間が抜けていたのか、それとも何かの弱みがあったのだろうか。詐欺にあったようなものだ。ババ抜きでババを引いてしまったのだ。
 
東芝は、米国でつかまされたババによって、優良部門を一つひとつ剥され細ってゆく。最後に残った原子力部門も、やがて日立・三菱重工の原子力部門と官が主導で合体されるのではとの観測が広がっている。