水素社会の実現
昨日の閣議で安倍首相は、「世界に先駆けて水素社会を実現する」と述べた。その上で、年内に基本戦略を策定するよう指示をしたとの報道があった。山本環境相はこれを受けて、再生可能エネルギーを大量導入するための基本戦略作りに着手すると発表した。
国の目標では、2030年までに電力供給の22~24%を再生可能エネルギーで賄う計画だが、これを上積みしたいとして基本方針をまとめるとしている。
基本戦略では、水素エネルギーについて、2020年に4万台規模の燃料自動車を普及させるとしている。そのための水素ステーションの整備を加速する仕組みを作る。水素ステーションの初期費用は、ガソリンスタンドの約4倍かかり厳しい規制が課されているが、ガソリンスタンドと同程度に緩和するとしている。
経済産業省は水素社会の実現に向け、産官学からなる「戦略協議会」を設置、水素の安価・安定的な供給のため「製造」「貯蔵・輸送」「利用」まで通関したサプライチェーンの構築が重要としている。
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