かくれ里

火曜日, 4月 04, 2017

忖度(そんたく)


国会では、森友学園問題で論戦が繰り広げられているが、論戦のキーワードとなっているのが「忖度」だ。「忖度」とは「他人の心をおしはかること」と辞書では説明されている。
 
企業においては、上司が考えている「表向きには言えない事柄」を読み取って、若干違法性はあるが上司の気持ちを推し量って行動することを「忖度」すると言うようだ。
 
役所などの場合には、常に違法まがいの問題は付きまとう。だから、「忖度」しないと上司ににらまれたり、出世が遅れたりするようだ。役人に対して影響力を持つ政治家などに対しての「忖度」も出世の条件のようだ。
 
森友学園の問題では、不当な小学校認可と、不当な国有地売却の責任は、大阪府の私学課と近畿財務局の担当者が安倍首相に対し、また昭恵夫人の関与に対しては、谷氏個人が、「忖度」したと言う形で終わらせようとしているのではなかろうか。