デフレ脱却宣言
最近、小麦粉やビールといった身近な食品や外食チェーンの利用金なども値上がりしている。原材料費の高騰や人手不足による賃金の上昇が背景にあるようだ。
こうした状況のなか、政府も「デフレ脱却に向けた局面の変化がみられる」という見解を示していて、近日中にデフレ宣言をするかどうかに関心が高まっている。
しかし、一般論として「物の値段はやすいほうがいい」という意識が根強く、政府が一方的にデフレ脱却を宣言しても人々の気持ちがついていかないということにもなりかねない。
そのためには、国内の消費がもっと活発になり、結果として物の値段が自然に上がっていくことが必要だろう。そのカギを握っているのが賃金の上昇だ。今年の春闘で消費の上昇をぐっと押し上げる賃金の上昇が実現するかが注目の所だ。
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