かくれ里

木曜日, 1月 11, 2018

全固体電池


自動車産業は世界中がEVシフトする中、完成車各社だけでなく、エンジン関連部品メーカーも対応に迫られている。点火プラグ最大手の日本特殊工業(日特)は、EV向けの次世代電池として期待される「全固体電池」の開発を加速している。
 
日特では、現在の売り上高の84%の部品がEVによって不要になる。だがガソリン車のアフターパーツ需要はすぐには消えないとして、まだ時間的猶予があるとみている。
 
全固体電池とは、現在主流のリチュームイオン電池の電解質を、可燃性のある液体から固体に替えた電池で、安全性が高く、大容量、大出力、長寿命などが実現でき、航続距離を延ばすことも可能だ。
 
全固体電池は、トヨタやホンダ、独のBMWなどが開発を進めている。パナソニックはトヨタと組んで、全固体電池の製造にシフトするようだ。TDKや村田製作所も開発しているが、自動車用ではなく、IoT機器や通信端末向けを想定しているようだ。