かくれ里

木曜日, 5月 24, 2018

中国のトイレ革命


中国では、2015年頃から悪評の高いトイレを改善しようと運動が始まった。2年余りで6万8000ヵ所のトイレが改修、新設されたという。しかし、このトイレ革命だが、思わぬ方向に向かっている。
 
 重慶市の150㎡の敷地に建てられた公衆トイレは、自動ドアーを抜けて中に入ると、シャンデリアが輝くロビーだ。観葉植物が置かれ、液晶モニターまで設置されてある。芳香剤が15分ごとに噴射され,公衆トイレとは思えない快適さである。
 
 他にも同様のトイレが各所に出来ている。まさにトイレ革命だ。しかし、ここに来て庶民から疑問の声が上がっている。「トイレがここまでの豪華さが必要か」という真っ当な意見である。
 
 そこで注目されているのが日本のトイレだ。日本のトイレは、造りは地味でそんなに広くはないが、トイレに必要なものは全て備わっている。トイレは清潔で実用的であれば良いのだ。今後、中国のトイレ革命が進んでいくに伴い、日本のトイレはますます注目を集めることだろう。