かくれ里

土曜日, 2月 02, 2019

日欧EPA


日本とEUの経済連帯協定(EPA)が昨日(2月1日)発効した。相互に貿易品目の9割超の関税を撤廃し、通関手続きなども簡素化される。小売業界では早速、欧州産ワインなどの値下げを始めている。
 
 米トランプ政権の誕生で保護主義の動きが高まる中、日欧の首脳会談で大枠が合意したのだ。これにより、世界のGDPの3割を超える巨大な経済圏が誕生することになった。
 
 我々は、日欧EPA発効でワインやチーズが安くなることは結構なことだが、思わぬところに影響が出そうだ。EUはすでに他国とも自由貿易協定を組んでいる。この協定国の中に韓国が入っている。これまで欧州市場では、関税分の差の為に韓国との競争には勝てなかった。
 
 この度、日欧EPAが結ばれたので、同じ土俵で相撲が取れるようになった。日本企業にとっては追い風だが韓国企業には逆風だ。日欧EPAによって韓国に大きなダメージがあると予想ができる。米国にとっても日欧EPAの発効には後悔をすることになるだろうと言われている。