かくれ里

木曜日, 5月 09, 2019

タイの総選挙



タイで、3月に行われた総選挙の結果が発表された。その結果、タクシン元首相の「タイ貢献党」は下院で136議席を獲得したが過半数に達していない。結果、軍が後押しする政党を中心に政権が樹立するようだ。
 
 タイの憲法では、首相は上下両院の全議員の投票で選ばれることになっている。だが、上院250人は全員軍が任命することになっているので暫定首相のプラユット氏が有力だ。しかし、単独では過半数に届かないため、小政党との連立となる模様だ。
 
 クーデターで失脚したタクシン元首相は、失脚後も国民の人気が高いため、軍部は憲法を改正し、タクシン派が単独で過半数にならないような選挙制度に替えたのだ。ところが議席の配分を巡って混乱が生じ、これまで結果の発表が遅れていたのだ。
 
 今後も連立をめぐる各党の駆け引きが続きそうだが、新政権発足後も政治を安定させ、民主化と国民の和解を実現できるかが課題だ。今月、戴冠式が行われた新国王のもとでタイはどこへ向かうのか、歴史的に関係が深く、多数の企業が進出している日本としてもその行方に目が離せない。