平成最後の日
天皇陛下は天皇の地位から退かれ、平成は、30年と4ヵ月で幕を閉じる。陛下は2016年8月に国民に向けたビデオメッセージで、高齢による衰えで象徴の務めを果たせなくなるとして退位の意向を示唆された。
天皇陛下は災害の被災者ら弱い立場の人々と交流し、日本の隅々にまで足を運ばれてきた。国内外で戦没者の慰霊にも心を砕き、積極的に活動されて象徴天皇としての務めを果たされてきた。
天皇の退位は憲法や皇室典範に定めがなく、陛下一代限りの特例法で実現する。陛下は現在85歳。特例法では、「高齢で公務などの継続が困難になると深く案じておられる」と明記されている。本日皇居では、憲政史上初めてとなる退位の儀式が行われる。退位の儀式の後、5月1日午前0時に皇太子さまが新天皇に即位し、元号は平成から令和に改まる。
代替わり後、皇位継承資格者は秋篠宮さま、秋篠宮さま長男の悠仁さま、陛下の弟の常陸宮さまの3人となる。陛下は昭和天皇の逝去に伴い55歳で即位されたが、皇太子さまも秋篠宮さまも20年以内に70代に入る。今回と同じく、高齢により公務の継続が難しくなることも想定される。
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