かくれ里

月曜日, 6月 17, 2019

年金制度と2000万円問題


金融庁が提出した「老後資金が2000万円不足する」という報告書が、国会で問題になっている。麻生担当大臣はこの報告書の受け取りを拒否。金融庁は修正を検討中とのことだが、要するに、まだ正式ではない報告書にそのような記述があっただけで、政府の見解ではないと言うことで決着しそうだ。
 
 国民年金制度は、1959年に発足した。働く若い世代から納付させた年金保険料の大半を高齢者世代に年金として給付するために設計されたのだ。
 
 しかし、そのような制度は若者世代が多い時代は成り立ったが、人口ピラミッドが逆転するような時代が来れば制度が破綻することは明白だ。年金だけではなく、医療保険にもテコ入れが必要な未来がやって来るだろう。その為には、その財源に税金を投入することも考慮に入れる必要がある?。
 
 今後、増税していく計画を立てるのか、それとも今のうちに、国民に2000万円程度のお金をためてもらい、将来は国に頼らないように仕向けて行くのか・・・・。今回の問題は、内閣府の外局である金融庁が行いたかった議論のポイントだったのではなかろうか。