“たかつの宮”の昔、仁徳天皇は高台に登って国を見渡し、民(たみ)のかまどに煙が立っていないのを見て、民が貧しいと判断し、3年間の徴税を辞めたとの逸話がある。政治家の仕事も、国民の声を拾って政策として実現することだろう。
菅首相は役所の統計だけでなく、自らが集めた生の声を重視しているようだ。この情報収集にはかなりの時間を割いている。菅総理は、資料全体を一瞬で読み込み、理解ができるタイプの人のようだ。
菅総理は、いろいろと話は聞くが決断は早いようである。官房長官を7年以上も務めた関係から、これまでにも首相に上がる情報は原則的に官房長官にもあがっており、その過程で頭の中を整理していたはずだ。
高橋洋一氏は、「過去の首相たちは比較的に官僚の言いなりになる人が多かった。しかし、菅首相はたたき上げであり、仕事の成果を求め、決して官僚の言いなりにはならないし、卓越した情報収集能力がある」と、語っている。
posted by 慶喜 @ 8:05 午前
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