かくれ里

月曜日, 3月 29, 2021

スエズ運河の座礁船

 

23日スエズ運河において、全長400mのコンテナ船が強風にあおられ座礁し運河をふさぎ、多くの船舶が立ち往生している。この問題で保険会社は、世界貿易は2300億ドル(約25兆2110億円)の損失を被る可能性があると試算している。

 この船を所有する日本の正栄汽船は世界の貿易に支障をきたしていることを謝罪し、「離礁に向けて全力を尽くす所存です」との声明を発表しているが、29日現在、まだ離礁できていない。

 運河を管理するスエズ運河庁は、タグボート10隻を使って船を動かす作業をしていたところ、船体の向きは80%修正された。潮位が高くなる日本時間の午後6時半ごろに向けて移動させる作業を進め、運河の通航再開を目指すとしている。

 僕には、大型コンテナ船のことなど関係のないと思っていたが、世界の貿易のスケールはものすごく大きいのだと改めて知った。