かくれ里

木曜日, 6月 24, 2021

CCSUとは

 

いま、二酸化炭素(CO2)を削減する方法として注目されているのが、排出されたCO2を集めて地中に貯留し、集めたCO2を何かに使おうとするアイディアで、これが「CCSU」だ。

 地球温暖化の原因の一つになるといわれるCO2の削減は世界的に大きな課題だ。化石燃料を使う火力発電はエネルギーの安定的な供給には必要だが、火力発電のCO2排出量を抑えるために様々な取り組みがなされている。

 CCSUはその取り組みの一つで、排出されたCO2を他の気体から分離して集め,地中深くに貯留・圧入し、これを利用しようというものだ。

 経済産業省では、これらの技術の開発を支援しており、2020年ごろの実用化を目指している。課題はコストだ。経産省はこれまでの半分以下のコストでCO2を分離・回収することを目指すべく、関電の舞鶴発電所で実証試験を行うことになったようだ。