アンモニア発電
脱炭素技術として、アンモニアによる発電の大規模な実証試験が始まった。アンモニアは畑の肥料に使われているのは知っていたが発電ができるとは知らなかった。これを愛知県の石炭火力発電所で燃料として使って、発電を試みる世界初の実証試験だ。
アンモニアは水素と窒素の化合物で、燃やしてもCO2が出さないのが特徴だ。脱炭素に貢献する次世代エネルギーとして研究を重ねてきた。2050年温室効果ガスゼロに向けていかに石炭利用を減らすかのためだ。
火力発電のCO2排出量は、日本国内のCO2総排出量の約4割を占めていることから、低炭素社会の実現のために火力発電でのアンモニアの混焼、そしてその先の専焼を目指すことだ。
政府は2050年にアンモニアと水素で電源の10%を賄うことを掲げており、アンモニア発電を日本初の脱炭素技術に育てることができるかが今回の実証試験だろう。
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