日野自動車は物流現場における使い勝手と、カーボンフリーを実現すべき目的の、バンタイプのトラックを、2022年夏に市場導入すると発表した。
昨今、物流の現場では荷物量の増加に伴い、ドライバー不足をはじめ荷役作業の身体的負担等が問題になっている。日野は、課題への対応のため開発したと説明している。
この車は、EVのため、従来のエンジンとトラスミッションの代わりにコンパクトなモーターを搭載し、バッテリーを荷台下のフレームの内部に収納したため、床面地上高を従来の1/2(40㎝)にすることが実現できた。そのため荷役作業や乗降性を大幅に向上させた。
EV車はカーボンニュートラルに向けた世界的な潮流にも合致している。航続距離も宅配用途に必要な100Km以上を目指している。車体は現行の物より小さいサイズ感とすることで、住宅街での宅配を想定しており、普通免許での運転可能だ。
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