かくれ里

水曜日, 12月 22, 2021

SAF (持続可能な航空燃料)

 

近年、世界的に脱炭素化の動きが加速している。航空業界においても同じだ。CO2排出量の削減のための手段の一つとしてバイオジェット燃料などの持続可能な航空燃料(SAF)の利用がある。

 SAFは、既存の機体を改修することなくそのまま利用できるメリットがあるが、現在は体積で50%が最大とされているが、航空機メーカーは、今後のSAFの普及と脱炭素化促進に備え、100%SAFに適合する航空機の開発に取り組んでいる。

 全日空と日本航空も、2030年までに世界の航空燃料の10%をSAFに切り替えるべきだと提言。その上で、両社がSAFの共同開発等で連携する方針を打ち出した。

 今後、航空需要の増加が見込まれることを踏まえると、日本で2050年に「実質ゼロ」を実現するには、2300万キロリットルのSAFが必要だと試算した。今後、輸出などで国産SAFをアジア圏に広げられれば「日本の経済と環境の好循環を生み出す」としている。