かくれ里

土曜日, 6月 18, 2022

QRコード

 

世界中でQR決済が主要な電子決済となっている。中国では特に普及が著しく、中国発の技術かと思っていたが、QRコードを発明したのは日本の技術者だと知った。

四半世紀前の1994年にデンソーの開発部門において、トヨタの自動車部品工場や配送センター等での利用を念頭に置いて開発された。また、オープンソースとされたことから一人歩きを始めた。その後、インターネット及びスマートフォンの普及があって世界中に広まった。

 QRコードがない時代、デンソーの製造現場では、バーコードで管理していたが効率が悪かった。開発部門の原昌宏氏が、囲碁をヒントにコードの情報量を増やすことだけでなく「正確に速く読み取れること」にこだわり、2年の開発期間を経て完成した。

 現在では、カメラ付き携帯電話端末の多くがQRコード対応になっており、内蔵カメラでコードを撮影し、QRコードの情報内容を認識させることができる。何かと便利な世の中になったものだ。