歯科診療義務化
政府は国民に毎年の歯科検診を義務付ける「国民皆歯科健診」制度の検討をしている。定期検診で歯周病などの病気を悪化前に見つけ、一人当たりの生涯医療費を抑える狙いがあるようだ。日本歯科医師連盟などが創設を要望している。
現在は、高校生までの毎年の歯科検診は義務付けられているが、大学生や社会人は対象となっていない。さらに保険適用外のため受診率は低い。
自民党は7月の参院選を前に、社会保障分野の充実を訴え関連団体の組織票を上積みさせたいのではなかろうか。この制度が成立すれば、国はそれなりの予算を計上するだろう。
歯科疾患は放置することで悪化し、抜歯や歯周病につながりやすくなる。特に高齢者は身体の衰えや糖尿病などの疾患にもつながると懸念される。定期健診を通じ健康寿命を伸ばすことを目指す。
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