かくれ里

土曜日, 8月 31, 2024

みんないい

 

ラジオ深夜便はほぼ毎日聞いているが、昨夜は山口発の放送で金子みすゞの特集だった。金子みすゞは大正時代の数年間に150数種の詩を残しているが、この全集が世に出たのは60年ほど前だ。 

昨夜はゲストの、シンガソングライター “ちひろさん”が、その詩にメロディーをつけてうたった。そして様々なエピソードも聞けた。 

僕が、金子みすゞの詩を始めて知ったのは20数年前だ。いっぺんに好きになって、このブログにも何度かアップした。 

その中で、一番好きなのは、これだ。『わたしが両手をひろげても、 お空はちっともとべないが、 とべる小鳥は私のように、 地面(ジベタ)を早くは走れない。 わたしがからだをゆすっても、 きれいな音はでないけど、 あの鳴るすずはわたしのように、   たくさんのうたは知らないよ。 すずと、小鳥と、それからわたし、みんなちがって、みんないい。』 !!!