国際宇宙ステーション
国際宇宙ステーション(ISS)は、地球の約400km上空に建設された実験ラボだ。1998年に軌道上で組み立てが始まり2011年に完成した。これまで数々の研究をささえてきたが、各国の運用予算が減少していくなか、民間に解放して商用化する動きがある。
すでに20年以上も運用が続けられているISSでは、部品やシステムの老朽化が進んでいる。各国の宇宙機関は少なくとも2024年までは運用を続ける方針で同意しているが、運用には高額な費用がかかっている。
しかし、民間に開放すると言っても実行に伴うコストが問題だ。NASAは地球低軌道の商業化政策を発表したが、民間企業に対して宇宙で出来ることを示すとともに実行に伴うコストを明確にすることだとしている。
日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、新しい研究開発プログラムを通して民間事業者と連携を深めながらISSの日本モジュール「きぼう」の事業化を目指している。
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